筋トレ後の入浴は筋肥大に効果的なのか
こんばんは。takumaです。
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前回はアスタキサンチンの良い効果ということでアスタキサンチンについてまとめました。
脂肪酸代謝などに関して良い効果がわかりました。詳しく知りたい方は貼っておきますので併せてご覧ください!↓↓↓
今回は入浴と筋肥大に関係性はあるのかについて記事にしたいと思います。
いつもは海外の論文を記事にしていましたが、日本の論文でもとても興味深いものを見付けましたのでこれからは日本の論文も扱っていきたいと思います。
日本の論文は読みやすい!最高!!
今回は研究者の中に石井直方さんという有名な方がいらっしゃいます。
どんな方かというと元ボディビルダーでもありパワーリフターでもある現在の筋肉研究の権威という感じの方です。
自分も詳しくは知りませんが・・・
そんな方が実験を行った内容に自分たちが興味が湧かないわけがありません!
ということでさっそく気になる本題に入っていきましょう。
今回の記事は、結果だけではなく最後の考察 感想をよく見ていただきたい記事になっています。
背景
- 筋力トレーニングで骨格筋を肥大させることは健康の保持・増進に重要である。日本人が古くから習慣としてきた「入浴」が筋肥大効果を高める可能性に着目し、「筋力トレーニング後の入浴は筋肥大効果を高めるか?」を検証した。
方法
- 実験対象はラット。
- 筋力トレーニング群と筋力トレーニング+入浴群に分割。左脚をコントロール脚、右脚をトレーニング脚とし、腓腹筋への等尺性収縮運動を10回×5セットを行わせた。
- 入浴はトレーニング後に41度で20分間。
結果
- 筋肥大効果は観察されなかった。
考察 感想
筋肥大効果は観察されなかったという結果でした。
しかしこれだけで終わるのは早すぎます。
今回の研究の目的である、「入浴は筋肥大効果を高めるか」においては棄却される結果となりましたが、筋肥大効果を低減はさせませんでした。
つまり入浴が筋肥大に不利に働くことは無いということです。
むしろ、良い効果も報告されています。
入浴は温熱刺激というものでミトコンドリア(細胞であり、エネルギー生産工場のようなもの)の生合成を高め持久力を高めるのに効果的という報告があります。
骨格筋は量と質が大切であり、量や機能を高めるのにランニングなどが効果的ですが筋トレを行った後にランニングなどを行ってしまうと筋肉の分解を促進してしまいます。
しかし、この実験では入浴では筋分解に対しても影響を与えなかったので入浴をトレーニング後のリカバリーとして取り入れることを推奨しています。
まとめると、入浴は筋肥大、筋分解に影響はしないが別方向からのメリット(ミトコンドリアの質向上)に効果があるためトレーニング後などのリカバリーに入れるとよいということでした!
(筋肉の分解物質においてはユビキチン プロテアソーム系とオートファジー系 オートファゴソーム(リソソーム)に相関のある物質の量を測定しましたが入浴の影響は受けなかったそうです、下に画像を貼っておきます)
ここからは完全に、個人的に面白かったことをご紹介します。
筋分解物質は筋肉を分解させるから必要のない悪者だと思っていました。
しかし、実験において、筋肉分解物質の生成に必要となるもの、の発現を抑制してしまうと筋肥大の効率が落ちるという結果だったらしいです。
このことから筋分解系の亢進も筋肥大にとって重要なことらしいです。
めちゃくちゃ人体って面白いですね。
分解するものが逆に肥大に必要なものでもあるらしいです。
いやー、面白い、これだからやめられません。笑
日本の論文は、用語は完璧に理解できなくても文章自体が慣れ親しんだ言語なのでほとんど理解できて、とても頭に入ってくるから理解しやすいし読んでて面白いです。
日本の論文を記事にすることが今後増えていくかもしれません!
では、最後に
おすすめ商品のご紹介。
今回は自分が今勉強しているめちゃくちゃ面白い書籍「スポーツ栄養学」という本のご紹介です。
前部で7章まであり、1章に約30個分くらいの論文や書籍から引用してきたものがまとめられています。
糖質からタンパク質、筋肥大や筋分解の分子的なこといわゆる仕組みなども載っています。
「分子栄養学」とも言うらしいです。
興味がある方にとっては確実に面白い書籍だと思います。
栄養学をすこしでも知りたいという方にもおすすめです。
かなり多くの知識が詰まっているので何周かして知識を定着させていこうと思います。
下記にバナーを貼っておきますので気になった方はぜひ!↓↓↓
では、ご覧くださり、ありがとうございました!
また、次回もご覧ください!
(最後に画像を貼っておきます)
両脚とも、それぞれ安静時でも入浴時でも物質量は変わらないよ~という実験の結果です。↓↓↓
こんな感じの結果の図がいくつも載っていました~
過去記事
過去記事を貼っておきますので併せてご覧ください!↓↓↓
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主に勉強したものをアウトプットしています!こんな感じ!↓↓↓
・オメガ3.6脂肪酸
— takuma@筋トレブログ (@physique___unst) 2020年7月26日
代謝は酵素を共有する、よって競合(奪い合い)が起こる
オメガ6脂肪酸はプロスタグランジンなどの炎症物質、オメガ3は炎症抑制
オメガ6脂肪酸によって生体内に炎症が生じるかは不明
結論、推奨摂取量に抑えることが大切#スポーツ栄養学 #栄養学 #workout
・高脂肪食のメリット
— takuma@筋トレブログ (@physique___unst) 2020年7月26日
(おすすめするとは言ってない)
高脂肪食を7週間とった人はミトコンドリアが増加した
これはAMPKの関与とは別の経路で遊離脂肪酸からペルオキシソーム増殖剤活性化受容体を活性化し、脂肪酸酸化酵素の遺伝子発現を促すため
難しい、、