日本人女子中学生の朝食を食べないことはビタミン、ミネラル不足に関係するのか?
こんにちは。takumaです。
皆さん朝食、昼食、夕食と3食バランスよく食べることは大切だと子供のころから言われてきたと思います。ビタミン、ミネラルは体の機能などを保ったり調整したりするのに大切な栄養素です。不足してしまうと肌荒れや風邪をひいてしまうなど様々な身体に対する悪影響を及ぼしてしまいます。題名を見て朝食を食べなくても昼食、夕食でビタミン、ミネラルを摂取できるだろうと思った方もいらっしゃるかもしれません。今回はそういった朝食を食べる、食べないグループでのビタミン、ミネラルの摂取不足についての論文の結果と考察、感想を記事にしていきたいと思います。
目次
背景、目的
朝食のスキッピング、食べないことは世界中の青少年の栄養摂取に影響を及ぼす公衆衛生上の問題であるが、朝食摂取者とそうでない者での栄養摂取量の不足を評価するための論文、比較した報告はほとんど無い。そこで本研究の目的は、女子中学生における朝食を食べないことによる習慣的栄養摂取量の妥当性との関係を検討することである。
方法
参加者は516名であった。前月の食習慣を自己記入方式質問票を用いて評価した。カットポイント法(いわゆる原点方式だと思われる)。参加者を、毎日朝食を摂るグループと週0~6回摂るグループの2グループの分けた。
結果
ビタミンA、B1、B2、ビタミンC、カルシウム、鉄、亜鉛、カリウムにおいて毎日朝食を摂取する群のほうが高かった。朝食を毎日摂取するグループは果物、野菜、乳製品の摂取が多かった。
考察、感想
朝食をあまり摂らないグループのほうが毎日摂るグループよりも、一定のビタミン、ミネラル群において不足傾向にあるという結果でした。この結果になった理由の個人的考察がいくつかあります。
まず1つ毎日朝食を摂るグループは結果にもある通り果物、野菜、乳製品を多く摂取していることから、これらに含まれるビタミン、ミネラル群の摂取量に差がつくのは仕方のないことなのかなと思いました。ただでさえビタミン、ミネラルなどの少し役割のわかりにくい栄養素はそれほど大切だと思われずに、意識して積極的に摂取しようという人は少ないです。
ましてや、中学生に関しては保健の授業などで五大栄養素とそれらの大雑把な役割しか教えられません。深く知ろうとするにはかなりこの分野に興味があり自分で勉強するなりしないとなかなか厳しいのかなーと思います。研究対象の中学生たちが栄養などに詳しかったら昼食や夕食、間食で補える可能性もあるので研究結果は違ったかもしれませんね。
さて少し路線が外れたところで、この研究からわかったことをまとめると、朝食は大事!ということです。研究対象になっていたビタミン、ミネラル群においては、朝には果物、野菜などによるビタミン、乳製品によるカルシウムなどが豊富に取れることから朝ご飯は大事ということがわかります。
また、ほかの観点から行くと寝起きは寝てる間になくなった血中アミノ酸、蓄えられていたグリコーゲン等がなくなり体に栄養がない状態です。この状態だと筋肉が分解されるほうに向かっている状態、カタボリックという状態になっています。筋肉がなくなってしまうと何もいいことがありません。
また活動できるエネルギー源もないため動けなくなります。最悪貧血などで倒れてしまいます。(昔、自分も終業式で1回なりました。目の前が真っ暗になり、気づいたら保険室のベッドに、、、)。
こんなことにならないためにも朝ご飯は大切なので、全人類の皆様に食べてもらいたいです。時間がないときはバナナ1本でも即効ゼリーみたいなやつでもいいので!ぜひお願いします。
ご視聴ありがとうございました!よければ読者登録もよろしくお願いします!
*この記事が確実に正しいという保証はないので、こういう考え方もあるんだなーくらいで見ていただけると嬉しいです